ユーザー車検に挑戦しよう

車検費用を抑えるには自分で車を運輸支局まで持っていき、ユーザー車検を受けるのがお勧めです。平日に運輸支局へ行く必要がありますが、ここでは詳細を説明しますので是非チャレンジしてみて下さい。

1.車検の予約

最初に車検の予約をする必要があります。下記のサイトで新規アカウント登録してIDを取得し、希望の日とラウンドを予約して下さい(予約には車台番号が必要になるので車検証を用意しましょう)※2週間前から予約可能です

国土交通省「自動車検査インターネット予約システム」
https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do

また、車検は期限の1か月前から受けることができます。ラウンドは出来るだけ早くした方が何かあっても当日内に対応できるので良いでしょう。(同日3回まで検査可能。別の日だと再度検査料がかかります)

2.提出書類の用意(7種類あります)

(事前に用意)

① 自動車検査証(車検証)

② 自動車納税証明書

システム連携してるので端末で支払状況がわかるようですが 一応持っていきました。 証明書が必要なら当日事務所内で発行できます。

③ 自賠責保険証明書(新・旧)

現在有効期間中の保険証明書と次の車検有効期間中の保険証明書を用意します。どこで加入してもOKですが、私は運輸支局内で加入しました。

④ 24か月定期点検整備記録簿

自分で作成したものを添付します。↓下記「24か月点検」を参考にして下さい。http://minkara.carview.co.jp/userid/2764216/car/2355356/4139196/note.aspx  ※記録簿は無くても車検に通りますが、備考に「記録簿なし」と記載され、整備督促のハガキが送られてくるそうです。

⑤ 継続検査申請書(専用3号様式 OCRシート)

↓下記をダウンロードして「レーザープリンタ」で印刷したものを使用します(インクジェットは不可) あと、鉛筆で記入する箇所があるので注意。継続検査申請書は事務所内にもありますので当日事務所で記入してもいいでしょう。 http://www.mlit.go.jp/common/001156174.pdf

(当日用意する書類)

運輸支局内の事務所で重量税、検査手数料を支払い印紙を受け取ります。自動車重量税納付書、自動車検査票の必要事項を書き、印紙を貼り付けます。(納付書、検査票は言えばもらえます)

参考)E90-323i・・重量税32,800円、検査料1,800円

自動車重量税納付書

自動車検査票

※走行距離を記入する箇所がありますので事前に調べておきました。これで書類は揃いましたので車検受付へ進みます。

3.ユーザー車検受付

事務所内のユーザー車検受付窓口へ行き、必要書類を揃えて(書類の順番が決まっているので指示通りに並べクリップで挟んで)提出しました。
また、予約番号を聞かれるので番号を伝えます。職員が書類をチェックした後、問題がなければ書類一式を渡され検査ラインへ行くように指示されます。

運輸支局

4.検査ライン(運輸支局によって順番が異なる場合があります)

外観検査

検査官が近づいてくるので、初めてであることを告げます。検査官の支持に従って順番に操作します。

・スモール、ヘッドライトロービーム、ハイビーム切り替え、ウインカー左右、フォグランプ、ワイパー、ウォッシャー液を操作。検査官が後ろへ行ったら、ブレーキ、スモール、ウインカー左右、バックランプ、リヤフォグの操作。

・次にボンネットを開けて車台番号とエンジン型式の確認。自分で型式の位置を調べておきましたが検査官は位置を知っていました。
(N52B25はインマニの中央下あたりのエンジンブロック部分にあります)
・ホイールのボルトもコンコン叩いてチェックしていました。
・発炎筒は電池式のものを持っていきました。点灯するか試されました。

【排ガス検査】 

プローブという長い針金のようなものを自分でマフラーに突っ込みます。測定中の表示が出た後、○が表示されれば合格です。プローブを外して検査票を記録機に入れます。

【サイドスリップ検査】

・サイドスリップはゆっくりと進むだけです、○でした。サイドスリップはBMWの場合特例扱いがありますので、×なら検査官に聞いてみると良いでしょう。
http://www.jaspa-saga.or.jp/topics/20130613/001BMW.pdf

【スピード検査】

・スピードは40kmでパッシングするのですが、40kmを維持するのが難しく感じました。DTCを切ったはずですが、気になってしまい実はここで一度失敗しました。×の表示が恥ずかしい..
※2回目では問題なく○でした。

(備考)
オートヘルパーの人によると、4WDのラインに並べばDTCを切らなくてもいいそうです。

【ブレーキ検査】

・ブレーキは指示があったら思い切り踏みました。パーキングブレーキも思い切り引っ張ります。

【ライト光軸検査】
・ライト光軸はヘルパーで調整済みなのでロービームで○でした。ローで×の場合はハイビームで測定します。終わったら記録機に検査票を入れます。

【下回り検査】

エンジンを切り、検査官の指示通りに操作します。周りがうるさいので検査官の指示が良く聞こえませんでした。いつの間にか○の表示が出てましたので、敷地内の空いてる場所に駐車します。

5.総合判定

全て終わったら総合判定BOXへ書類一式を持って行きます。判定が終わると検査票の審査結果通知欄に押印されるので、事務所の継続交付窓口へ行き書類一式を提出。名前が呼ばれたら、新しい車検証とガラスに貼るステッカーを 受け取って終了です。
 新しい車検証を受け取ったときは嬉しかったですね!やり遂げた達成感がありました^^ 勝手がわかりましたので今後はずっとユーザー車検にするつもりです。

(かかった費用)
・重量税・・・・32,800円
・自賠責25ヶ月・28,780円(4/1から値下げTT)
・検査量・・・・1,800円
・ヘルパー代・・1,600円
ーーーーーーーーーーーーー
 合計・・・・・64,980円

(備考)

  • 始めての人は一度検査ラインを見学するように記載がありました。
  • 丁度2月1日から警告ランプのチェックが始まって、エンジンをかけたときに警告が出ていないかチェックしていました。エラーがあると不合格となるようです。BMWは要注意!?
  • 事前にオートヘルパーで一通り調整してから行きました。
  • 検査官はとても親切で良かったです。
  • ヘッドライトのHIDバーナーは6700ケルビンでしたが問題なし。
  • デイライトコーディングは戻しました。
  • 社外LEDテールは問題無し。LEDが1つでも消えていて左右非対称だと×になります。
  • ドラレコはフロントガラスの上20%に入ってない感じでしたが、何も言われませんでした。
  • タイヤも結構ツライチだったのですが、上の30%程度フェンダーに入っていれば大丈夫そうです
  • (角度が決まってます)下は結構はみ出てましたがOKでした。

※ユーザー車検についてはこちらのサイトを参考にさせていただきました
http://www.user-syaken.sakura.ne.jp/